江戸時代に行われていた醸造法「十水仕込」が生み出す濃醇にして爽やかな驚きの美味しさでご好評いただいております「雨垂れ石を穿つ」。12年目となる本年、新年度醸造分の蔵出しを10月1日より開始いたしました。
本年度分の「雨垂れ石を穿つ」は今年フランスで開催されたコンテスト”Kura Master”で金賞を受賞し、美味しさを評価いただきました。本年も是非ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
さて「雨垂れ石を穿つ」はしぼるとすぐに瓶詰し、貯蔵熟成を通じて時間をかけることでまろやかに調和した味わいに仕上げために一定期間寝かせるというとても手のかかる商品管理を行っています。
昨今夏の暑さが厳しくさを皆さんも実感されていらっしゃると思いますが、この影響を受け、土蔵造りの蔵の中の気温も近年は上昇していました。
お酒は寝かせている時の温度次第で味わいが変化します。従来は弊社の土蔵造りの蔵での貯蔵が適していましたが、昨今の夏の厳しい暑さの影響で理想の味わいよりも熟成が進む傾向にありました。
そこで酒の理想的な熟成温度を維持するため、昨年より新冷蔵熟成施設を整備しました。低温で貯蔵熟成することで、より濃い旨みと透明感のある、たいへん飲みやすい味わいに仕上げることが出来ています。
毎年更に美味しくなっていく「雨垂れ石を穿つ」をお楽しみください。
